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インフルエンザの予防

(きょうりつ便り 2012年12月号掲載)

広島共立病院 小児科医長 東 浩一 医師

A型インフルエンザが流行しやすい
 初冬から春先まで猛威をふるうインフルエンザ。インフルエンザは、ウイルスによる感染症で、A型、B型、C型の3つに分けられます。A型は世界的な流行を引き起こし、重症化することもあります。B型はA型ほど症状は重くありませんがしつこいのが特徴。C型は軽症のことが多いです。日本では、12月下旬から4月頃まで流行します。この時期は、温度が低く乾燥するので、ウイルスが長生きしやすいのです。インフルエンザは主に鼻から感染し、せきや発熱が起こり、風邪に比べ高熱が出ます。脳炎や肺炎を起こすこともあるので、体力のない乳幼児や高齢者は注意が必要です。

予防接種で重症化を防ぐ
 インフルエンザの予防は、①予防接種を受ける②マスクをする③人混みを避ける④部屋を加湿するなどがポイントです。ここで勘違いしてはいけないのですが、予防接種は免疫力を強くするためのもので、インフルエンザにかからないためのものではありません。予防接種を受けておけば、万一感染しても重症化しにくいということです。また、マスクは鼻から覆うこと。空気中のインフルエンザウイルスは、鼻から感染するからです。また、電車やデパートなど人混みを避け、帰宅したら手洗い、うがいを行いましょう。ウイルスは乾燥を好むので、加湿器などを使い、部屋の湿度を50〜60%に保ちます。さらに、インフルエンザの流行状況を知り、情報を積極的にキャッチしておくことも大切です。子どもや高齢者へいっきに感染していくケースがありますが、大人が感染源になることも多いので、きちんと予防接種を受けておきましょう。