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トップ > 健康まめ知識 > より効果を高めるためにインフルエンザワクチンが変わりました

インフルエンザが流行し始める季節です。
予防接種は済みましたか?今シーズンからワクチンの内容が変わっています。

(きょうりつ便り 2015年12月号掲載)

友田彩

広島共立病院 小児科 友田 彩 医師

ワクチンが3種類から4種類へ。効果を強化するための変更です
 インフルエンザは、ウイルスによる感染症で、A型・B型・C型に分けられます。インフルエンザワクチンはウイルスに対する免疫をつけるもので、毎年、WHO(世界保健機関)がワクチンの基になる推奨株を発表し、それを基に日本国内の専門家がその年の流行を予測・検討し、ワクチンの内容が決められます。日本の2014/2015シーズンのインフルエンザワクチンはA型2種類+B型1種類(3価)で、3種類のインフルエンザに効果がありました。今季の2015/2016シーズンはA型2種類+B型2種類(4価)で、4種類のインフルエンザに対応するよう強化・変更されています。
 A型インフルエンザは、100種類以上の亜型に分類されますが、近年流行がみられているのは主に数種類です。A型は大流行しやすいため、ワクチンもA型の種類が優先されていました。B型はA型ほどの大流行ではないものの、近年4月~5月頃までゆるやかな流行がみられ、なかにはA型と同様に重症化することもあります。
 B型インフルエンザは、主に2系統(山形系統・ビクトリア系統)があり、昨年までは流行を予測して、どちらか一方のみのワクチンを入れていました。しかし、近年、B型2系統が混合したインフルエンザの流行が見られ、効果を高めるために両方のワクチンを入れたものになったのです。

ワクチン内容の変化に伴い、価格も昨年と変わっています
 インフルエンザワクチンの効果には個人差がありますが、一般的には接種終了後、2週間目くらいから5カ月程度、効果が持続すると言われています。
 接種回数は、6カ月以上13歳未満は2回、13歳以上は1回です。2回接種の場合の接種間隔は2〜4週間です。流行が差し迫っていなければ、4週間間隔での接種が最も効果的です。体調を崩すなどで予定通り2回目の接種ができず、4週間を超えて2回目を接種しても差し支えありません。
 今回、ワクチンが変わったことで、接種料金も昨年より上がっています。広島市の場合、65歳以上の自己負担金が1,000円から1,600円に値上がりしています。12月からインフルエンザの流行が本格化するので、特にお子さんは早めの予防接種をおすすめします。