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婦人科におけるアンチエイジングとは

(きょうりつ便り 2018年3月掲載)

婦人科医師 秋本 由美子

アンチエイジングとは
最近、女性向け雑誌などでよく目にする“アンチエイジング”。そこでは、「抗老化」「抗加齢」と訳され、“老化に抵抗する”という意味で紹介されています。しかし、婦人科においてアンチエイジングとは、“女性として健康寿命を長く保つことを考える医学”を指します。
10代の女性には無縁のように思われがちですが、健康寿命をいかに伸ばすかは、若いときから意識することはとても大事です。例えば、「生理が3ケ月なかった」とします。若い人は“楽なこと”と考えるかもしれません。しかし、ホルモンが順調に働いていないと、卵巣の老化が進み早く閉経を迎えてしまうことも。不妊症、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を招くおそれもありますので、“誰でもあること”と片づけず、月経異常がある場合は、婦人科の医師にご相談ください。ストレスをためることや無理なダイエットはNGです。また、若いうちから婦人科のかかりつけを見つけておくことも大事。定期的に健診を受けて数値を蓄積しておくと、早期に異常が見つかりやすくなりますので、健康寿命を長く保つためにもおすすめします。

更年期を上手に乗り切ろう!
更年期とは、閉経をはさんだ45歳から55歳の間の約10年間を指します。女性ホルモンの一つ“エストロゲン”の急激な減少により、突然の汗、イライラ、落ち込み、体のだるさ、冷え、めまいなど、さまざまな不快な症状が表れます。こうした症状にも個人差があり、不調を感じないで過ごせる人もいれば、日常生活に支障をきたすほど重い症状に悩まれる人もいます。
女性なら“誰でも通る道”だからこそ、辛いと感じたら、ぜひ婦人科医師にご相談ください。お一人お一人に合った方法で、まずは「つらい」と感じられていることを取り除く治療からはじめます。更年期を快適に過ごすことは、その後の老年期を健康的におくる手助けとなるでしょう。
日常では、適切な食事、運動、睡眠を取り、健康的な生活をおくることが大事です。悩み事を友人や家族に聞いてもらったり、趣味を見つけて楽しんだり、ストレスを適度に解消しながら、上手に乗り越えていきましょう。