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緩和ケア病棟の紹介(開設から半年間を振り返って)2015年6月

緩和ケア内科医長
加太 周 医師

当緩和ケア病棟は、広島共立病院移転とともにスタートし、 平成二十六年十月一日に、広島県内で十番目、広島市安佐地区においては初めての緩和ケア病棟として認可されました。病床数は一九床ですべて個室となっています。病棟内にはキッチン・テーブル・ソファーを備えた談話コーナーや介助浴室、シャワールーム、テラス、談話室などの設備があり、患者さまやご家族が少しでも過ごしやすい環境を提供できるようスタッフも心がけています。また、共立病院のもつ機能を生かし、必要に応じてCT・MRI・内視鏡検査や内科・外科・整形外科・眼科・皮膚科・耳鼻科・精神科・婦人科など専門科への受診が可能です。すぐ隣にあるコープ共立歯科で歯科治療も(通院または往診にて)受けることができます。

開設から半年間の入院受入れ状況ですが、入院患者数は七十四名(うち新規入院六十一名、院内転入十三名)で、退院患者数五十六名(うち死亡退院五十一名、軽快退院五名)でした。入院期間は十五~三十日未満が最多で、ついで十五日未満、三十~六十日未満でしたが、三か月以上の方も数名おられました。平均在院日数は三一.八日でした。疾患別では、肺癌が最も多く、ついで大腸癌、膵臓癌となっています。年代別では、六〇代が最多で、ついで七〇代が多く、一方で四〇代および五〇代の方もおられました。

スタッフは、常勤医師一名、非常勤医師一名(週一回)、看護師十六名、薬剤師一名、医療ソーシャルワーカー一名が中心となり、これに栄養士、理学・作業・言語療法士、臨床心理士などが加わり週一回行う合同カンファレンス、また日々のカンファレンスを通じ、治療困難な癌患者さんが痛みや苦痛なく過ごせるだけでなく、その人らしく尊厳をもって生を全うすることができるよう、またご家族の不安や苦しみをも理解し、困難を乗り越えられるよう支援するという緩和ケアの理念に基づき、様々な援助ができるよう、多職種が連携してかかわり運営できるよう努めています。今後もさらなる努力を続けて参りたいと思います。

(からだとくらし2015年6月号)