広島共立病院のプロフェッショナルたち

お知らせ

当院の小児科医療

小児科医長
森下 直人 医師

当院小児科は、安佐南区で外来と入院の両方を行っている唯一の医療施設であり、常勤医師二名、非常勤医師一名で診療を行っております。病床数は特に制限を設けていませんが、平均六名前後の患者様が常に入院しております。昨年九月より新病棟となり、個室が増え、室内も新しく綺麗になりました。昨年の外来患者数は七三八三名、入院患者数は二一五五名でありました。入院患者の主な疾患は、気管支炎、肺炎、胃腸炎などです。外来は、一般的な呼吸器疾患(感冒、咽頭炎、気管支炎など)、消化器疾患(胃腸炎、食中毒など)、ワクチン接種から、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギー、低身長症、夜尿症、てんかん、心身症(不登校、チックなど)など専門的な疾患まで幅広く診療しております。心身症に関しては、専門のカウンセラーを二〇一二年から採用し、親子での面談を行っております。

また、昨年十月から、スギ花粉症患者さんに対して舌下免疫療法も開始しました。この治療は、スギ花粉エキスを毎日、舌下に投与していただき、体内にスギ花粉に対する抵抗力をつけることで、スギ花粉症の季節の鼻漏、鼻閉、目のかゆみなどの症状を軽減する治療法です。すでに、当院で舌下免疫療法を開始した患者さんにおいて、今シーズンの花粉症の症状をかなり軽減でき、また従来使用した抗アレルギー剤の投与も減らすことができました。今のところ舌下免疫療法による副作用もほとんど認められず、治療も順調に進んでおります。ただし、この舌下免疫療法は、あくまでもスギ花粉症にしか有効ではなく、他の花粉症には無効です。適応年齢は、十二歳から六十五歳までです。開始時期は、スギ花粉症が終わる頃からが望ましいと思いますので、これからの時期が、舌下免疫療法の開始に良いと思われます。毎年、スギ花粉症でお悩みの方は、ぜひ、当院小児科(小児も成人も対応しております)へご相談下さい。

  

(からだとくらし2015年8月号)