ごあいさつ

 広島共立病院は、急性期から回復期医療・リハビリテーション・緩和ケ ア・ヘルスプロモーションを展開する186 床の地域密着多機能病院です。広島市のベッドタウンとして人口急増中の当地域に救急病院が必要だと、地域住民が力を合わせて1977 年に開設し、2014 年には現在地に新築移転しました。現在も安佐南区内には総合的な病院は当院しかなく、救急隊からの要請、開業医からの紹介等を積極的に受け入れ、地域医療の中核を担っています。また、在宅医療を支援する地域包括ケア病棟もあり、地域包括ケアシステムの後方支援の役割も果たしています。当院の理念は「患者の人権を守り、安全・安心で信頼される医療を実践します」です。 社会的な背景にも目を向け、患者さんと共に医療を営み、無差別・平等の医療を実践しています。
研修では、多様な疾患の急性期治療から自宅に帰るまでの一連の過程を幅広く経験でき、日常臨床でよく用いられる超音波や内視鏡検査等も習熟できます。病院全体で研修指導を行う雰囲気があり、他科の医師や他職種からも様々な事が教えてもらえます。広島共立病院では、多くの患者さんを診て、多くの検査を経験する研修を実践していますので、 ぜひ1度見学においで下さい。

広島共立病院での卒後臨床研修

急性期から人生の最終段階まで 患者さんに寄り添う医療

急性期からリハビリテーション、緩和ケアまで行う一般急性期病院です。入院から退院後のフォロー、訪問診療など、患者さんに寄り添った視点の医療を学ぶことができます。救急車を年間1800件受入れており、救急症例を多く診ることが可能です。

患者さんの社会背景と医療

病気そのものだけでなく、患者さんの家族や住まい、生活環境など、生活背景、社会的背景に着眼できる力を養います。一人一人に合った医療を提供し、地域全体の健康づくりの推進、地域医療の支え方などを実践的に体得していきます。

地域医療の実践

病院の他に診療所や福祉介護事業所を運営しています。それらの事業所と連携し、患者さんの自宅訪問などを行っています。医療から介護まで、総合的・継続的、そして全人的に対応する力を養います。

個々に応じた研修実践

年間3名の研修医定数であり、1科に1名の研修を行っています。
そのため指導医からきめ細やかな指導をうけることができ、質問や相談等もしやすい環境にあります。
定期的に研修報告の会議や個人面談等、進捗状況確認・相談の機会もあり、個々のペースや挑戦意欲に合わせて研修ができます。

研修指導・研修サポート体制

研修指導体制

  •  当院の研修指導体制は、屋根瓦方式と他職種参加型という2つの特徴があります。研修医は、直属の研修指導医の下で学びますが、手技やカルテ記載などの基本的なことや、些細な質問などは、先輩研修医をはじめとした屋根瓦式指導体制でサポートしています。
     また、月に一度の研修委員会では研修医からの研修報告を指導医だけでなく、看護部や技術部からもフィードバックを行い、研修医からも研修に対しての意見・要望を出すことができます。
     研修管理委員会は年に3回開かれますが、協力病院の方からも出席いただいて、事前に要望や検討事項なども確認することができます。

研修サポート体制

研修シミュレーター

内視鏡トレーナー、CVCトレーナー、縫合キット、ACLSトレーナーほか

研修医向け講習会

ACLS講習会、輸液学習会、心電図講習会、カルテ記載、注射・点滴ほか

研修プログラム

年間スケジュール

プログラム名称 広島共立病院臨床研修プログラム
プログラム責任者 西原 一樹
募集定員 当院を基幹型とする研修医は年次各3名(2年間で6名)
初期臨床研修プログラム 初期臨床研修プログラム2021.pdf
プログラム概要2021.pdf
臨床研修病院年次報告書.pdf
研修管理委員会名簿.pdf
施設群指導医名簿.pdf
診療科毎の患者数・研修医数.pdf

研修科目ごとの実施施設

研修科目 広島共立病院臨床研修プログラム
内科/救急/外科/小児科 など 広島医療生活協同組合 広島共立病院
精神科 医療法人社団仁和会 児玉病院
産婦人科 広島赤十字・原爆病院
地域医療 [広島医療生活協同組合]津田診療所、あすなろ生協診療所
[福山医療生活協同組合]城北診療所
上記から選択
脳神経外科 翠清会 梶川病院
選択科(内科) 高知医療生活協同組合 高知生協病院
徳島健康生活協同組合 徳島健生病院
医療生活協同組合 健文会 宇部協立病院
広島中央保健生活協同組合 総合病院福島生協病院
選択科(救急) 広島大学病院

1日のスケジュール

 
AM 処置・救急待機
挿管研修
胃透視研修 処置・救急待機
挿管研修
腹部エコー 処置・救急待機
PM 病棟研修 病棟研修 病棟研修 病棟研修
カンファ
研修医ミーティング
病棟研修
研修医会(月1回)

処遇等

処 遇 給与 1年次〈基本給〉328,200円/月 <研修手当> 50,000円/月
2年次〈基本給〉378,200円/月 <研修手当> 50,000円/月 
〈手当て〉家族手当 配偶者 10,000円/月など
通勤手当 公共交通機関定期乗車券相当額(上限35,000円まで)
副直研修手当 1回につき 10,000円
副直手当 1回につき 15,000円
勤続手当 2年目より 5,000円など
賞与 有り (年2回)
身分 常勤医師
保険 健康保険、厚生年金、労災保険に加入
勤務時間 平日:午前8時30分 ~午後5時  土曜日:午前8時30分~午後12時30分
休暇等 日曜、祝祭日、第2・4土曜日、年末年始休6日、夏期休暇5日、年次有給休暇、
子の看護休暇5日、慶弔休暇、生理休暇
宿舎 病院近辺の住宅を法人契約し貸与の形式をとる。住宅手当てとして26000円支給し
超過分については自己負担
医師賠償責任保険 病院として加入
学術活動 年20万円を上限に学会出張補助有り、学術発表支援有り
研修終了後の進路について 広島共立病院で引き続き研修を希望する医師は、後期研修プログラムに準じて勤務医として研修できる

後期研修のご案内

広島共立病院では、2年間の臨床研修終了後も、
さらに2~3年間、シニアレジデントとして、より専門性を高めた後期研修を行うことが出来ます。