意外と知らない!? 正しいマスクの着用法
咳やくしゃみをする時のエチケットは守られていますか?インフルエンザや風邪などに感染していた場合、そのウイルスはしぶきなどで1~2m先まで飛びます。しかしマスクを着用すれば顔の周りのみで防げますので、感染症にかかった時にはマスクの着用が必須です。また、感染していなくても予防対策としてマスクを着用するのがおすすめ。人混みに出かける際には特に注意しましょう。
時々、マスクから鼻を出していたり、顎に引っかけたりして いる方を見かけます。間違った着用方法ではマスクの効果が失われますから、正しい着用方法を身に着けましょう。まずは、鼻腔からウイルスが入る可能性があるので、鼻は必ずマスクの中に収めて、顎までしっかりと覆います。この時に隙間をつくらないようにするのが大切。難しければ、耳の後ろでゴムを引っ張って結ぶと隙間ができにくくなります。マスクを外す際、表面にはたくさんのウイルスが付着しています。 表には触れず、耳のゴムのところを持って外して下さい。その後、手洗いも忘れずに。広島共立病院では、1階の売店と、2階夜間入口の自動販売機でマスクを販売しています。必ず着用するよう心がけてください。
①ノーズピース部分に折り目を付ける。裏表を間違えないよう注意
②ゴム紐を耳にかける。プリーツが下向きになっていればOK。
③蛇腹を顎の下まで伸ばして、鼻と口をぴったりと覆う。
手を介して感染拡大! 小まめに手洗いを
病気を引き起こす感染症の多くは電車の吊り革、手すり、エレベーターボタン、ドアノブなど多くの人が触れる物品を介して広がっていきます。見た目に汚れていなくても、ウイルスがびっしり付着している可能性大!外出から帰った時や食事前など、石鹸と流水できれいに洗い流す習慣を身に着けましょう。手洗いのポイントは、手の平や甲だけでなく、指の間や指の先、手首まで30~60秒かけて洗うこと。濡れたままの手は菌を運びやすくなるので、ペーパーなどでしっかりと拭いてください。小さなお子さんには、手洗いを歌でレクチャーする動画を見せるなどして、楽しく覚えられよう工夫しましょう。
①手を濡らして石鹸で泡立て、手の甲と指の間をモミモミと洗う。
②親指をクルクルと回して洗う。手の平や指の先も念入りに。
③手首までしっかり洗って流す。水気を残さないようきれいに拭こう。