今、気を付けるのはコロナだけではありません
人と集まって身体を動かす機会が減り、健康状態に不安を抱える方が増えてきています。運動しやすい季節になりましたので、新しい生活様式の中にフレイル対策も入れてみませんか?
突然ですが、あなたは最近運動をしましたか? 今年はコロナウイルスの影響で自粛の期間が続き、身体を動かす機会が少なくなりました。感染症にかからない・広げないために必要な自粛ですが、「フレイル」には注意しなければなりません。
フレイルとは「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」をいいます。
簡単にいうと、今身体や心があまり良くない状態で、このまま放置しておくと介護や寝たきりになるかもしれないが、まだ改善できる可能性がある状態ということです。そもそも自分がフレイルなのかわからないという方は下にある「イレブン・チェック」に挑戦してみましょう。
…いかがでしたか?自粛生活が続くと外出や運動、人と楽しく食事をとる機会が減少してしまいます。お家で出来る運動を続けることでフレイル対策になりますのでぜひ挑戦してみましょう。
運動前に血圧などを確認し、体調が良いか確認しましょう。また、肩・腰・膝などに痛みがある方は医師に相談し、安全に実施できるよう心がけましょう。
今回ご紹介するエクササイズは無理のない回数から始めてください。頑張って続けるよりも、楽しく継続できることの方が大切です。はじめはやり方を確認しながら行い、慣れてきたら好きな音楽を聴きながらするのもおすすめですよ。自分なりの楽しめる方法を見つけて、フレイル対策をしてみてください。
あなたはフレイル?「イレブン・チェック」
①健康に気を付けた食事を心がけている②野菜料理と主菜を両方とも毎日2回以上は食べている
「はい」が2つ:食習慣への意識はしっかりとお持ちのようです。
「はい」が0~1:食習慣への意識が足りていない可能性があります。
③さきイカやたくあんくらいの固さの物を噛み切れる
④お茶や汁物でむせることはない
⑤30分以上の汗をかく運動を週2日、1年以上実施している
⑥歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施している
⑦同じ年代の同性と比べて歩く速度が速いと思う
⑧昨年と比べて外出の回数は同じか増えている
⑨1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をする
⑩自分が活気に溢れていると思う
⑪物忘れは気にならない
「はい」が6~9:筋肉量をしっかり維持できている可能性が高いです。
「はい」が0~5:筋肉が弱まっていたり、健康に心配なところがあったりする可能性があります。
※東京大学高齢社会総合研究機構HPをもとに作成・編集
やってみよう!簡単エクササイズ!
下半身の筋力を強化するエクササイズです。
まずは1日10回から、慣れてきた方は20回2セットを目標に挑戦してみましょう。
足は腰幅に開いて座る。
椅子に浅く座り、膝が直角よりもやや鋭角になる位置に足を置く。
ゆっくりと息を吐きながら、膝が伸び切らないところまで立ち上がる。
▲メディカルフィットネス共立ではマスク着用など感染対策をしながら営業再開しています