健康まめ知識

お知らせ
トップ > 健康まめ知識 > 胃がんを予防しよう。「ピロリ菌治療」が保険適用されました。

胃がんを予防しよう。「ピロリ菌治療」が保険適用されました。

(きょうりつ便り 2013年6月号掲載)

広島共立病院 内科部長 西原 一樹 医師

 胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が何らかの原因でがん細胞になり、進行するに従って壁の中に入り込みます。
〈症状〉胃にできるがん細胞はとても小さく、健診で見つかるまでには何年もかかると言われています。そのため、初期では自覚症状がなく、進行すると食欲不振や違和感などを感じるようになります。胃炎や胃潰瘍と区別がつきにくいのが特徴です。
〈原因〉胃がんの原因には食生活や体質、遺伝などいくつかの要因がありますが、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)の感染も原因の一つと言われています。ピロリ菌は、長い間胃の表面にとどまり、70代で7割、40代〜60代で5割の人が感染しているといいます。もちろん、感染している人すべてが胃がんになるわけではありません。感染していても除菌することで胃がんになるリスクを低くする除菌療法が、2月から慢性胃炎にも保険適用となりました。
〈治療〉ピロリ菌検査は、必ず内視鏡での検査を受けることが必須で、胃の荒れ具合をしっかりチェックすることが条件です。ピロリ菌検査自体は簡単な尿検査で、10分後には結果がわかります。検査の結果、ピロリ菌に感染、慢性胃炎をともなっている場合に、除菌療法が行われます。除菌療法は、処方された抗生物質を1週間服用するだけです。1回の服用で約70%の方が除菌でき、1回目の服用で除菌できなかった人も、抗生物質を変えて2回目の服用を実施すると約90%が除菌できると言われています。一度ピロリ菌を除菌すると、二度と感染しません。
 これまで胃がんは「早期発見」というスタンスで検診が行われてきましたが、そこに「がんになりにくい体を目指す」ことが加わったと言えるでしょう。しかし、今後も胃がん予防はこまめな検診が大切なことに変わりはありません。 胃がんは、胃の壁の最も内側にある粘膜内の細胞が何らかの原因でがん細胞になり、進行するに従って壁の中に入り込みます。
〈症状〉胃にできるがん細胞はとても小さく、健診で見つかるまでには何年もかかると言われています。そのため、初期では自覚症状がなく、進行すると食欲不振や違和感などを感じるようになります。胃炎や胃潰瘍と区別がつきにくいのが特徴です。
〈原因〉胃がんの原因には食生活や体質、遺伝などいくつかの要因がありますが、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)の感染も原因の一つと言われています。ピロリ菌は、長い間胃の表面にとどまり、70代で7割、40代〜60代で5割の人が感染しているといいます。もちろん、感染している人すべてが胃がんになるわけではありません。感染していても除菌することで胃がんになるリスクを低くする除菌療法が、2月から慢性胃炎にも保険適用となりました。
〈治療〉ピロリ菌検査は、必ず内視鏡での検査を受けることが必須で、胃の荒れ具合をしっかりチェックすることが条件です。ピロリ菌検査自体は簡単な尿検査で、10分後には結果がわかります。検査の結果、ピロリ菌に感染、慢性胃炎をともなっている場合に、除菌療法が行われます。除菌療法は、処方された抗生物質を1週間服用するだけです。1回の服用で約70%の方が除菌でき、1回目の服用で除菌できなかった人も、抗生物質を変えて2回目の服用を実施すると約90%が除菌できると言われています。一度ピロリ菌を除菌すると、二度と感染しません。
 これまで胃がんは「早期発見」というスタンスで検診が行われてきましたが、そこに「がんになりにくい体を目指す」ことが加わったと言えるでしょう。しかし、今後も胃がん予防はこまめな検診が大切なことに変わりはありません。