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嚥下(えんげ)障害について

二〇二二年四月から耳鼻咽喉科の常勤医師として赴任いたしました。現在常勤医師一名で耳鼻咽喉科全般の診療を行っております。
中耳炎、突発性難聴などの耳疾患、扁桃炎などの咽喉頭炎症性疾患、めまい疾患、顔面神経麻痺など広く対応しています。頭頸部腫瘍については速やかに診断し、治療設備の整った耳鼻咽喉科・頭頸部外科へ紹介させていただいております。
全身麻酔下手術としては、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症などの鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻副鼻腔手術を行っています。二泊三日から四泊五日程度の入院期間となります。また、外来での嚥下内視鏡検査を行っております。嚥下障害の患者さんが「嚥下障害があります」と受診することはまれです。食事中にムセがあれば誤嚥を疑いま
すが、ムセがない場合も多く(不顕性誤嚥)、「水を飲むと咳が出る、食後に痰が増える、錠剤が飲み難い、食事量が同じなのに体重が減少する」などの症状があれば嚥下障害を疑い嚥下機能を評価する必要があります。
嚥下障害の原因は多岐にわたります。脳血管障害が最多であるといわれていますが全体の約1/4程度であり、嚥下機能と直接関連のない合併疾患による体力低下、加齢性変化、神経筋疾患、認知症、膠原病など多岐に渡ります。
嚥下内視鏡検査は嚥下機能を評価する上で有用な検査で、嚥下障害診療の第一歩と位置付けられています。鼻から内視鏡を挿入し、咽喉頭を観察、実際に食物を嚥下してもらい、その状況を観察します。得られた検査所見から、嚥下障害の障害様式に応じた対処法を選択します。嚥下しやすい食形態(一般的には柔らかく、まとまりやすく、付着性が少なく、均一で、離水が少ないもの)への変更、言語聴覚士による嚥下指導、嚥下リハビリなどを行います。初診日に検査予約をし、検査当日COVID-19抗原検査を行い陰性確認後に検査を行っております。
患者さんの訴えをよく聞き、分かりやすい説明を心がけております。上記疾患などでお困りの際はご相談ください。

 

230427
耳鼻咽喉科
津田  敬