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高齢者の食事指導

(きょうりつ便り 2018年9月掲載)

栄養科 管理栄養士 福島 千尋

高齢者の食事指導

食事の偏りが原因で起こりやすい症状
暑い夏、ジュースやアイス、果物と糖質中心の食生活をおくったことが原因で秋バテになる可能性も。バランスのよい食事は誰にとっても大切なことです。中でも高齢者は、加齢により身体機能が衰えることにより、空腹を感じにくくなったり、調理が困難になったりすることで、パンや麺だけなど偏った食事が続くと栄養不足に。
また、認知機能の低下で食べる意欲が下がり摂取量が減少、消化機能が落ちて栄養や水分が十分にとれなくなることもあります。これにより低栄養や、筋力活動が低下した状態のフレイル、筋肉量と質が低下した状態のサルコぺニアになりやすくなります。

「主食」=ご飯・パン・麺類などの炭水化物
「主菜」=肉・魚・タマゴなどのタンパク質
「副菜」=野菜・海藻・キノコ類など

きちんと栄養をとるための工夫とアドバイス
まずは、朝・昼・夜とリズムよく、規則正しい食事を習慣にしていきましょう。
また、バランスよくとるために、上記3つをそろえることを意識してみましょう。
「作るのは大変」と思うかもしれませんが、例えば朝食では、野菜の味噌汁に豆腐やタマゴを入れたり、パンとコーヒーにはチーズやヨーグルトを追加したりするとタンパク質を上手にアップできます。また、外食では単品だけでなく、定食を選んだり、サイドメニューで補ったりできます。加齢により味覚が低下すると、濃い味付けを好む傾向になりやすいものです。物足りないと感じたら、七味やコショウなどの香辛料でピリリと刺激を加えてみましょう。味に変化がつくのでおすすめです。

秋が旬の食材を食べて元気に過ごそう!
収穫の秋。たくさんの栄養が詰まっているキノコ類がおすすめです。100gあたり約20kcalと低カロリーなのに、免疫力を高めるβ―グルカン、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、高血圧予防に働くカリウム、便秘や大腸がん予防効果のある不溶性食物繊維、老化予防に役立つビタミンB2などが含まれています。
ビタミン類が豊富な果物もおすすめですが、食べ過ぎると血糖や中性脂肪の上昇につながりますのでご注意ください。

食事の悩みは人それぞれ。気になることや、お困りごとがありましたら、ご相談ください。個別対応の外来栄養指導もありますので、事前にご予約の上、お越しください。