高齢者の転倒に注意しましょう!

コロナ禍で外出自粛が続き、高齢者の筋力低下が心配されています。転倒骨折を予防するためにも、骨粗鬆症に早く気付き治療を開始したり、食事や運動などご自身でフレイル予防をしていくのが大切になっていきます。しかし、身体を整えるだけでは転倒は防げません。住み慣れているはずの家(生活場所)にも危険な箇所がたくさんあるのです。
そもそも日本の住居は転倒事故を起こしやすい造りが多いといわれています。皆さんのご自宅では洗面所・トイレが居間や寝室から遠いことはありませんか?そこに行くまでも色々なところに段差がありませんか?理想はバリアフリーの住宅ですが・・・。介護認定を受けておられる方には20万円までの住宅改修に対して補助が出ますので上手に活用されることをおすすめします。が、現在介護認定を受けておられないご高齢の方でも知らず知らずのうちに筋力は弱ってきています。転倒予防のためにもちょっとした工夫を施すとよいと思います。
高齢になるにつれて、就寝後にトイレに2回3回と行くことが多くなってきませんか?その時に電気をつけると目が覚めてしまうので、慣れているからと薄暗い中でトイレに行こうとします。日中や明るい時には何でもなかった段差などにつまずいてしまうことがあります。ホームセンターなどでミニスロープを購入してもよいですし、危険な場所に人感センサーのようなものを設置すると、そこに視線が向いて注意を促すこともできます。また高齢者は和室に布団を敷いて寝る生活を好まれますが、布団からの立ち上がりの時にふらついたり歩き始めに布団にひっかかりして転倒することもありますので、時期を見てベッドに変更するのもよいかと思います。 平らな場所であっても、マットやカーペットの端に引っかかることもありますので、めくれないように注意しておきましょう。
最後に転倒リスクが特に高いのは「自分はまだまだ大丈夫だ」と思っている高齢者だそうです。根拠のない自信はちょっと横において、気を付けていきましょう。

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認知症看護認定看護師
骨粗鬆症マネージャー
久保田 浩子