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災害拠点病院の役割

災害拠点病院とは、災害発生時に被災地内の傷病者を受け入れたり、地域の医療機関や施設に医療チーム (DMAT)を派遣するなど災害時に混乱した地域内の医療活動の中心を担う役割を持った病院です。広島市の場合、南海トラフ地震などで市内の災害拠点病院のうち四病院が津波浸水の被害を受ける可能性があるため、市内で受け入れきれない傷病者をいったん受け入れ、県北部やほかの地域に搬送する拠点として広島共立病院が災害拠点病院として選ばれました。
また、県内外からDMATなど医療スタッフが集まってきて活動拠点となる役割も持っています。さまざまな支援や救済を受け入れること(受援)を災害拠点病院として調整していくことが役割のひとつです。「受援」というのはまだなじみが浅い言葉ですが、「応援」と表裏一体で、大規模災害のときに全国の力を最大限に引き出して発揮することでひとりでも多くの人を助けようという仕組みづくりです。「応援」と「受援」が有機的に機能する病院を目指し、災害拠点病院としての役割を発揮していきます。

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