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令和6年度 広島共立病院 病院指標

病院指標

医療の質指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分0〜10〜20〜30〜40〜50〜60〜70〜80〜90〜
患者数167785458121247305713826305

一般病棟の年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示しています。
地域での連携を重視しており、年間3,568人の入院患者数のうち1,316人が、他医療機関からの紹介です。
医療機関の機能分化が進むなか、退院後の医療・介護の継続がスムーズに行くように介護施設との連携も強めています。
また、救急車受入数は年間1,744台、うち706台はそのまま入院となっています。
当院は65歳以上の患者数が70%と多くの割合を占める結果となりました。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術2372.012.570.0068.19
040081xx99x0xx誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし9822.7720.7813.2785.62
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし9115.3716.409.8985.88
110310xx99xxxx腎臓又は尿路の感染症 手術なし7615.9213.666.5882.66
050130xx9900x0心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外6220.2617.338.0685.40

内科は年間1,834人の新入院を受け入れており、総合診療、循環器、消化器、糖尿病において、地域に密着した診療を行っています。
循環器内科では虚血性心疾患と心不全を中心に、循環器内科全般の診療を行っています。
消化器内科では、消化管(食道、胃、十二指腸、大腸)、肝臓、胆・膵といった消化器内科全般および内視鏡治療に取り組んでおります。
令和6年度は、小腸大腸の良性疾患が最も多い結果となりました。
※患者数が10未満は「-」にて表示されます。

小児科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
0400801199x0xx肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし746.505.610.006.74
040070xxxxx0xxインフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし316.106.980.002.23
060380xxxxx0xxウイルス性腸炎 手術・処置等2なし204.155.550.005.35
040090xxxxxxxx急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)--6.22--
040100xxxxx00x喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし--6.38--

小児科は年間183人の新入院の診療を行っており、入院施設のある病院として機能しています。
主に肺炎、喘息、胃腸炎、尿路感染症、川崎病など幅広い疾患の治療を行っています。
令和6年度は、肺炎等が最も多い結果となりました。
※患者数が10未満は「-」にて表示されます。

外科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
060160x001xxxx鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等714.824.540.0070.08
060100xx01xxxx小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術502.382.572.0072.20
060210xx99000xヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし2710.639.083.7074.70
060035xx0100xx結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし2024.4514.815.0075.30
060102xx99xxxx穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし198.477.600.0067.00

外科は年間565人の新入院を受け入れています。主に消化器疾患を扱っており、各学会のガイドラインに基づいた治療を行っています。
悪性疾患では大腸癌、胃癌、肝癌、胆嚢癌、膵癌等、良性疾患では胆石症、胆嚢炎、虫垂炎、大腸憩室炎、鼠径ヘルニアをはじめとする各種腹壁ヘルニア、痔核や痔瘻、脱肛、直腸脱などの肛門疾患を扱っています。
また、気胸などの呼吸器疾患や乳癌などの治療も行っています。
治療の際、患者さんの苦痛を最小限に留める低侵襲な治療を目指しており、病状や体の状態に適した治療を行えるよう工夫しています。
令和6年度は、鼠径ヘルニアが最も多い結果となりました。
※患者数が10未満は「-」にて表示されます。

整形外科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
160800xx02xxxx股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等6644.0225.297.5882.85
160760xx01xxxx前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等604.735.950.0067.12
07040xxx01xxxx股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等3323.8218.763.0372.55
070200xxxxxxxx手関節症(変形性を含む。)306.176.720.0067.27
160850xx01xxxx足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等2623.4617.840.0050.27

整形外科は年間572人の新入院を受け入れており、外傷や整形外科疾患全般に対応した診療を行っています。
特に手・肘など上肢疾患やリウマチに関してはより専門性の高い診断・治療を提供でき、指切断の再接合や失われた組織の再建など顕微鏡を用いた高度な微小外科手術も可能です。
さらに足に関しても専門性の高い治療が可能で高齢化社会に対応して大腿骨近位部骨折も患者さんや家族のニーズを考慮して手術を行っています。
令和6年度は、股関節・大腿近位の骨折が最も多い結果となりました。
※患者数が10未満は「-」にて表示されます。

耳鼻いんこう科

DPCコードDPC名称患者数平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率平均年齢患者用パス
030240xx99xxxx扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし115.915.630.0041.27
030400xx99xxxx前庭機能障害 手術なし--4.67--
030240xx01xx0x扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし--7.65--
030350xxxxxxxx慢性副鼻腔炎--5.84--
030270xxxxxxxx上気道炎--4.71--

耳鼻いんこう科は年間約71人の新入院を受け入れており、耳・鼻・のどの疾患全般診療・治療を行っています。
令和6年度は、扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎が多い結果となりました。
※患者数が10未満は「-」にて表示されます。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発再発病期分類
基準(※)
版数
Stage IStage IIStage IIIStage IV不明
胃癌----14-16
大腸癌---15132116
乳癌1911----16
肺癌------16
肝癌------16
※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌とは、日本で罹患率の高い5つの癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)のことです。
その病期(進行度、拡がりのこと。Stage)ごとの症例数を集計したものです。
当院では大腸癌が最も多くなっています。
※患者数が10未満は「‐」にて表示されます。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数平均在院日数平均年齢
軽症257.4839.28
中等症3411.8880.12
重症---
超重症---
不明---

市中肺炎とは、在宅で日常生活を送っている人に起こる肺炎ですが、その重症度は、A-DROPスコア(年齢、脱水の有無、動脈血酸素飽和度、意識状態、血圧)を用いて分類されます。
重症になるにつれて、高齢者の割合が増えてきます。
※患者数が10未満は「‐」にて表示されます。

脳梗塞の患者数等

発症日から患者数平均在院日数平均年齢転院率
-2077.9080.510.00

一般病棟における脳梗塞の患者数を集計しています。
リハビリテーションにおける総合機能を持つ医療機関として、WHOで採択されたICF(国際機能分類)に照らし、「一人の人間に対して全人的に医学的アプローチを行う」の信念で、急性期から回復期、そして予防を含む生活期まで切れ目のないリハビリテーションを提供しております。
急性期リハビリでは、栄養サポートチーム、呼吸ケアチーム、褥瘡対策チーム等と連携し、全身状態を安定化し、廃用症候群防止に努めております。
状態が安定化次第、必要ならば回復期リハビリテーション病棟で更にリハビリ継続となります。
他診療科と緊密な連携をとって診療にあたり、集中的にリハビリを行い、自宅退院、社会復帰を目指します。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢患者用パス
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満2170.331.040.0068.53
K5493経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの421.602.520.0073.36
K6182中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合2815.2916.8242.8685.89
K664胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。)2311.6129.7052.1783.96
K6871内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの231.7411.524.3575.70

令和5年に引き続き、大腸ポリープに対する内視鏡的粘膜切除術が多くなっています。
その他内視鏡的治療では、各消化管出血に対する止血術に加え、早期胃癌の内視鏡的粘膜下層剥離術も行っています。
肝細胞癌に対して、経カテーテル的動脈注入療法・塞栓療法、ラジオ波焼灼療法、経皮的エタノール注入療法などの内科的治療を行い、適応を考慮し外科への紹介・コンサルトも行います。
胆・膵の分野では、内視鏡的十二指腸乳頭括約筋切開術に加えて、経皮的経肝的胆道ドレナージ術も随時対応できるような体制となっております。
脳血管障害後後遺症・認知症などによる嚥下摂食機能障害のある患者さんの栄養サポートも積極的に取り込んでおります。希望・適応を考慮しながら、経管栄養法として経皮内視鏡的胃瘻造設術、経皮経食道胃管挿入術などを施行しております。
循環器の分野では、冠動脈疾患に対する経皮的冠動脈インターベンション、腎動脈狭窄を含む閉塞性動脈硬化症に対する経皮的末梢血管形成術、徐脈性不整脈に対する恒久的ペースメーカー植え込み術などを行っています。
一人ひとりの患者さんに対してその侵襲的治療の必要性も合併症のリスクも時間をかけて説明し、結果的に患者さんが後悔されないような方針を立てていくよう心がけております。
※患者数が10未満は「‐」にて表示されます

外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢患者用パス
K7211内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満470.401.212.1372.47
K6335ヘルニア手術 鼠径ヘルニア461.042.910.0073.00
K672-2腹腔鏡下胆嚢摘出術381.347.662.6367.32
K634腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)251.002.960.0064.28
K719-3腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術238.7018.784.3575.74

令和6年度の手術件数は398件でした。腹腔鏡下の手術が多くなっています。
各疾患のガイドラインに従った治療を行っています。
今最も目指しているのは低侵襲な治療で、治療の際の患者さんの苦痛を最小限にするよう心がけています。
術後の早期離床、経口摂取を得られ、合併症を減らし、早期退院につなげる利点があり、その一環として、腹腔鏡下手術を多く行っています。
癌の治療ではその進行度により、早期癌であれば縮小手術、進行癌に対しては手術だけでなく、必要な症例には抗がん剤治療も併用して行っています。
急性虫垂炎は、手術と抗生剤による保存的治療のそれぞれの利点と欠点を十分に説明して、患者さんのご希望に合った治療法を選択していただくようにしています。
※患者数が10未満は「‐」にて表示されます。

整形外科

Kコード名称患者数平均術前日数平均術後日数転院率平均年齢患者用パス
K0462骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨920.868.421.0964.80
K0461骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿744.4339.045.4177.03
K0821人工関節置換術 肩、股、膝433.4925.602.3373.79
K0463骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他261.1513.350.0055.77
K0802関節形成手術 胸鎖、肘、手、足240.584.750.0067.29

令和6年度の手術件数は1,063件でした。令和5年度と同様、前腕、下腿、手舟状骨に対する骨折観血的手術が多くなっています。
整形外科を取り巻く診療器械は進歩しており、CT(特に3D-CT)の発展により、骨折の詳細がより明確となり、手術による治療に活かされるようになってきました.
更には腱成分の描出も可能となってきており、術前に腱の損傷状態もCTで評価可能となってきました。
エコーの進歩は手術の際の麻酔にも応用されており、手術室にもエコーを常設し、以前から行われてきた上肢の伝達麻酔に加え、下肢においても膝窩神経ブロック下で手術を行う症例が増えてきております。
長時間作用する麻酔薬を使用することにより、術後疼痛管理も進歩してきました。
回復期リハビリテーション病棟とも連携しながら、術後のリハビリを継続しております。
※患者数が10未満は「‐」にて表示されます。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群 同一--
異なる180.63
180010敗血症同一--
異なる210.73
180035その他の真菌感染症同一--
異なる--
180040手術・処置等の合併症 同一--
異なる--

T810 処置に合併する出血及び血腫,他に分類されないもの 入院契機同一
T814 処置に続発する感染症,他に分類されないもの 入院契機同一
T814 処置に続発する感染症,他に分類されないもの 入院契機異なる
T827 その他の心臓及び血管の人工器具,挿入物及び移植片による感染症及び炎症性反応 入院契機同一
T827 その他の心臓及び血管の人工器具,挿入物及び移植片による感染症及び炎症性反応 入院契機異なる
T828 心臓及び血管のプロステーシス,挿入物及び移植片のその他の明示された合併症 入院契機同一
T828 心臓及び血管のプロステーシス,挿入物及び移植片のその他の明示された合併症 入院契機異なる
T835 尿路系プロステーシス,挿入物及び移植片による感染症及び炎症性反応 入院契機異なる

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
29125286.60%
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。 予防行為としては、弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫装置の利用、抗凝固療法があります。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母)血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
54043881.11%
広域抗菌薬を使用する場合、投与開始時に血液培養検査を行うことは望ましいとされています。 また、血液培養は、1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母)分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
21015473.33%
近年、幅広い菌種に効果を有する抗菌薬に耐性のある菌など、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的に問題となっています。 不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因となることから、各医療機関において抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められています。 抗菌薬適正使用のためには正確な微生物学的診断が必要であり、抗菌薬投与前の適切な検査が必要です。

転倒・転落発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母)退院患者に発生した転倒・転落件数(分子)転倒・転落発生率
402362175.39‰

入院中の転倒・転落の原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母)退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子)転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
4023660.15‰

入院中の転倒・転落の原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。
転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。
こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母)分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子)手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
55955799.64%

現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母)褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子)d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
37208580.16%

褥瘡は患者さんのQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の 1 つにとらえられています。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

65歳以上の退院患者数(分母)分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子)65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
1902180795.01%
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。

身体的拘束の実施率

退院患者の在院日数の総和(分母)分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子)身体的拘束の実施率
4023614123.51%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあります。 そのため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。

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