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腹腔鏡手術とは?

腹腔鏡手術とは?

 

腹腔鏡手術とは、腹部またはお腹に小さな穴を開け、そこから必要な器具を入れて行う手術です。お腹を切り開く手術と比べると、患者さんに大きな傷をつけることがないので出血が少なく、また術後の痛みが軽く治りも早いという利点があります。現在では技術の進歩によって、様々な病気に対して広く行われるようになってきています。大腸がん手術の場合、1~2cmの穴を5箇所ほど開けます。そこから炭酸ガスを注入してお腹をふくらませ、穴から入れた腹腔鏡(カメラ)が写した映像をモニターで見ながら、鉗子などの器具を操作します(別添図)。平均的な手術時間は4~5時間程度となっていますが、がんのある場所によってはもっと時間のかかる場合もあります。患者さんにとってメリットの多い腹腔鏡手術ですが、医師が自分の目や手で直接患部を見たり触ったりする手術とは違い、特別な技術が必要です。広島共立病院では豊富な経験と技術を備えた医師が万全な状態で臨んでいますので、安心して手術を受けていただけます。
また、がんの進行度や部位などの要因によって手術が難しい場合には、抗がん剤治療という選択肢もあります。 大腸がんは比較的抗がん剤が効きやすいがんなので、まずは抗がん剤でがんを小さくし、その後に手術で切除するという治療法をとることもあります。いずれにしても治療方針については、多くの専門職が意見を出し合ってあらゆる角度から最適な方法を検討します。さらに、きちんと患者さんやご家族にも説明をして、 納得をしていただいた上で決定していきますので、不明な点はなんでもお尋ねください。

 

きょうりつだより 2023年9月号
https://hiroshimairyo.or.jp/wp-content/uploads/2023/08/dayori53.pdf

 

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