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患者会紹介

広島共立病院の患者会活動は、医療生協の健康観、患者の権利、共同の営みを踏まえた活動です。当院ではガン患者の会が二つ、慢性疾患の会が三つあり、患者・家族・職員が一体となり、共に学び共に病気と向き合い学習・情報交換などを行うことで知識を広め、旅行などのレクリエーションを通じて交流を深めています。 また、療養上の相談なども含め、心のケアのためにも患者会から出向いていくこともあります。
現在活動中の5つの患者会を紹介します。

さくらんぼの会乳がん患者の会

さくらんぼの会は、平成2年に発足しました。乳がんの告知を受け、同じ思い・経験をした仲間が励ましあって、楽しく輝いた人生を送られるよう情報交換をし、交友を広め、心から哀楽を分かち合える仲間作りの場です。
乳がん治療に関すること(手術・抗がん剤・放射線の話)以外にも、更年期障害、社会情勢の話しなど幅広い学習を行っています。毎年恒例の日帰り温泉旅行を楽しみにしています。

ぶどうの会糖尿病疾患者の会

当院の糖尿病外来の医師を中心とした会です。完治の難しいとされる糖尿病と長く・楽しくつきあっていくために、最新の医学知識や治療法を学び、仲間の闘病生活や体験を聞いたりストレス解消のためのレクリエレーションの開催などの行事を行っています。
毎年一泊旅行に行き、先生と膝を並べていろいろな話をすることでお互いを理解し合える仲間づくりの場となっています。

肝和会肝臓疾患者の会

肝炎・肝硬変・肝臓がんなど肝臓疾患の患者・家族が対象で、病気についての正しい知識を身につけ、治療を続けながら励ましあって日常生活を送っていく中で肝臓病を克服していこうとの思いで結成されました。
一年に一回の一泊旅行も少々の飲酒も医師の前で堂々とでき、「今日だけは・・・」と大目に見てもらっている患者さんもおられるとか。和気藹々とした宴会は毎年色々なエピソードが聞かれます。

せせらぎコロナリー心筋梗塞・狭心症患者の会

心筋梗塞・狭心症の患者・家族が中心となり、医療スタッフとともに病気を正しく学び、理解を深め、療養体験の交流をして病気を克服するためにがんばっていこうというものです。最近では循環器専門医師による生活習慣病予防のための「メタボリックシンドロームの話」が好評でした。腹囲、体重測定は血圧管理同様、自己管理アイテムとなっています。
当院でも心大血管リハビリが開始され、さらに元気で前向きな病気に負けない仲間作りをモットーにしていきます。

歩みの会消化器系がん患者の会

あゆみの会は、1994年に発足した消化器系がんの患者会です。名前の由来は、がんで転んだが、一歩一歩共に歩んでいこうとの思いから名付けられました。
会員同士で不安や心配などを話し合い、励まし合いながら楽しい人生を歩むことを目的としています。
さまざまな講師による勉強会や懇親のためのレクリエーションを通して正しい知識の共有と情報交換を行っています。
歩みの会 福永 文彦